2016年度に実施された柏市実証実験の結果が千葉県柏市より公表されました。
下記にて概要記事と報告書(PDF)が閲覧可能です。

柏市ネット型非行抑止サービス事業~Filiiかしわ実証実験~

 

また、実証実験を実施した成果の1つとして、モニターユーザー様からのフィードバックをうけて、Filii(フィリー)に新しくいくつかの機能を追加いたしました。今後追加していく機能もありますので本記事にてご案内いたします。

 

実装済みのFilii新規機能

(1)利用時間に関するデータ取得・提示機能の追加

お子様がどのようなアプリをどのくらいの時間利用しているかを確認できるようになりました。家庭のルールに即してスマホを利用しているかどうか、その実態を示したデータを確認することができます。

このデータはお子様自身も見ることができます。
たとえば、お子様自身が「YouTubeやLINE、ゲームの利用が多過ぎる」、「ルール守ってるのか」、「遊び過ぎじゃないか」と保護者から言われることを意識し、抑止効果が期待できます。また、勉強アプリ、ニュースなどを見ている時間が多ければ、有効活用していると見ることもできます。
YouTubeなどでは勉強動画などもあり、単純に娯楽用途とは限りません。このデータを契機に、実際どのようにスマホを利用しているのか、実データを元に話し合うきっかけになればと期待する機能です。

アクティビティ分析-スマホアプリ利用時間

アクティビティ分析-スマホアプリ利用時間

 

 

(2)生命の危険に関する単語の即時通知

【お知らせ】Filii新機能:「生命の危険」に関するアラートが出るようになりました」で、すでに紹介した機能です。Filiiのアラート分析機能にて、「生命の危険」に関するアラートが検知されるようになりました。

 

(3)親iOSアプリ

FiliiモバイルiOS版(保護者ユーザ専用)アプリリリースのお知らせ」で、すでに紹介した機能です。保護者様の利用するiOSを搭載したスマホで、Filiiをご利用いただけるようになりました。

 

(4)Instagram/SNOWへの対応

Filii初期から比較して、新たなSNS・アプリがシェアを高めて参りました。継続的にアップデートして対応先を広げていくのか?というご質問をいただくケースもございました。
このたび、InstagramとSNOWのメッセージ機能に対応いたしました。今後もSNS・アプリの普及状況や利用傾向をウォッチしまして、対応を進めて参ります。

 

(5)外部の相談窓口への連携

柏市の実証実験で検証した柏の対策フローが効果的であると評価をいただきました。この機能を他の場面でも利用できるようにする機能、および取組みです。
先日リリースさせていただきました、アディッシュ株式会社様のKids’Signとの連携はその第一弾です。

 

今後実装を予定しているもの

(1)オプトアウト機能

Filiiの利用を検討いただいているものの、フル機能での利用はお子様の同意が得られないケースが多いとのことでした。
Filiiの見守り機能をどこまで活用するかを細かく設定できるようにします。例えばメッセージアプリのやりとり相手の友達名を保護者画面には表示しないようにする、といった機能などを予定しています。

 

(2)QRコード検知

LINEのQRコード(連絡先)をTwitterに流して個人情報を流出させる事件が多発しています。実証実験中に発生したトラブルについても、約半分の10件程度はこの行為を発端にしたものでした。他人のQRコードを流出させるよりも、自身のQRコードを公開し、ネット上の友達作りを安易に行うという行為の割合が高いです。
これによるトラブルを防ぐために、QRコードがTwitterで発信されたことを検知したり、取得時・投稿前に注意を促すようにする機能を予定しています。

 

(3)良い使い方のフィードバック

Filiiについてはこれまでお子様の行動に対して注意を促し、会話につなげるという主旨の機能のみを提供していました。お子様がスマホを持ち、SNSを利用するのが当たり前になるのであれば、それを有効活用していただくように促すことも重要なポイントであると考えています。このためお子様に対して、利用のメリットをより大きくしてく必要があると考え、子供の「良い使い方」を親にフィードバックできるようにする機能を予定しています。

 

(4)ネット・スマホ依存アラート

ネット・スマホ依存の懸念が年々増加しています。実証実験のアンケートデータからも、依存による健康影響、勉強や睡眠時間の減少などの不安が見えました。
利用時間などを確認し、スマホの長時間利用などの問題があった場合にアラート通知やデータ解析を行えるようにする機能を予定しています。

 

(5)他のユーザの利用傾向

お子様の状況が、他の同年代のお子様と比較してどのような差異があるのかを気にされる保護者様のご意見がございました。
Filiiユーザの中でどのようなやり取りが増えているか、周りとの差異を知ることで、事前に対策をとれるようにする予定です。

 

(6)チェーンメールやバトンの検知

チェーンメールでデマやいたずらが広まるケースがあり、不快に思う、困っているお子様が一定数いるとのことでした。
他のFiliiユーザ間でチェーンメールが流行していたり、本人が受信した場合には検知する予定です。(参考:「チェーンメールの問題点(総務省)」)

 

(7)YouTube視聴内容の把握

「(1)利用時間に関するデータ取得・提示機能の追加」によって、動画閲覧の利用時間が見えるようになりました。実際にポルノや残虐な動画などを閲覧している不適切なケースもある一方、勉強や調べものに活用しているケースも少なくないという実態がございます。
このため、問題のある行動と有意義な活用について区別できるよう、より実態を把握できる閲覧内容に関わる情報を提示する機能を追加予定です。

 

 

Filiiに追加した新機能・今後追加予定の機能は以上となります。

弊社では今後ともユーザ様のお役に立てるよう、機能改善に努めて参ります。